Four
(Miles Davis)
(4分44秒)
【この曲、この演奏】
マイルス作となっているこの曲は、1956年5月11日のマラソン・セッション前半で演奏され、アルバム「ウォーキン」に収録されました。そしてこの曲はマイルスのライブで、度々演奏されていました。
2013年のブートレグCDにはこの演奏の前に、14秒間のアナウンスが収録されています。
それに続き、息の合ったテーマ演奏で会場を盛り上げ、マイルスからコルトレーンへと続くソロで、会場を演奏に集中させて行っています。
なお収録の関係なのか、ビル・エヴァンスのピアノは、後テーマで微かに聴き取れる状態です。
【エピソード、コルトレーン参加のマイルス・グループでの最後のカフェ・ボフェミア】
1956年5月3日〜9日
1956年5月25日〜6月10日
1956年9月7日〜29日
1956年10月15日〜29日
1957年4月5日〜14日
1958年4月25日〜5月4日
1958年5月12日〜18日
コルトレーンが参加してのマイルス・グループは、1956年5月から1958年5月まで、7回に渡りカフェ・ボフェミアに出演していた。この1958年5月17日はその最後であるが、メンバーはそれまでとは異なる。ガーランドにチェンバース、そしてフィリー・ジョーとの名物クインテットでそれまでの6回のカフェ・ボフェミアであった。ここでは当時のマイルス・グループである、ビル・エヴァンスが参加してのものだ。ただし、キャノンボール・アダレイは参加していない。
なおドラムスはフィリー・ジョーとのクレジットが多いのであるが、ここでは資料07にあるジミー・コブとした。
【ついでにフォト】
2011年 タイプーサム ペナン マレーシア
(2023年5月14日掲載)