19571000-04

If I’m Lucky
(Darwin – Girard)
(6分49秒)



【この曲、この演奏】
 この曲は1946年にペリー・コモが主演した同名映画の主題歌の、バラードとのことです。

 コルトレーンの演奏記録は、本セッションだけです。

 さて演奏ですが、甘いバラッドをリハクのトロンボーンを活かしたテーマが印象的です。そしてソロですが、エディ・コスタのピアノが何ともこの曲にあっており素敵なものです。そしてコルトレーンも心に残る演奏を披露しています。




【エピソード、共演者】
 ダウンビートが関係していることもあり、レーベルの枠を超えて、いろんなミュージシャンがこのセッションに参加した。その中にはドナルド・バードや”フィリー”・ジョーのようにコルトレーンが日頃演奏を共にするミュージシャンもいる。資料07より、その他の方々とコルトレーンの共演について、記載する。

Frank Rehak(tb)
 コルトレーンとの共演歴は少ないように感じるが、この後に3回の共演がある。
1957年12月
ベツレヘムでのアート・ブレイキーのビッグ・バンド・セッション
1958年9月12日
ジョージ・ラッセルの大編成でのセッション
1959年4月2日
マイルスとギル・エヴァンスによる、TVショウ。

Gene Quill(as)
 プレスティッジで何度かの共演があるかと思ったが、記録にある共演は本セッションだけである。

Al Cohn(bs)
 このセッションではバリトン・サックスを吹いているアル・コーンとは、本セッションの前後に共演記録がある。
1956年9月17日
プレスティッジでのテナー・コンクレイブのセッション
1957年12月
ベツレヘムでのアート・ブレイキーのビッグ・バンド・セッション

Eddie Costa(p)
 他の共演歴無しと思いきや、一度ある。
1958年6月25日
ミッシェル・ルグランのオーケストラでのセッション

Freddie Green(g)
 共演歴は本セッションだけである。

Oscar Pettiford(b)
 いろいろと共演したような情報はあるが、記録にある共演は本セッションだけである。

Ed Thigpen(d)
1957年5月17日
プレスティッジにおける、ポール・クイニシェットとコルトレーンとのセッションで、エド・シングペンとコルトレーンは共演している。

初収録アルバム

【ついでにフォト】

2009年 みなとみらい

(2022年2月28日掲載)