Ball Bearing
(Johnny Griffin)
(8分7秒)
【この曲、この演奏】
グリフィン作のこの曲のコルトレーンの演奏記録は本セッションだけですし(資料07)、グリフィン自身の演奏記録もこのセッションだけ(資料08)です。
さて演奏ですが、アルバム名に相応しく豪快にブローしていくこの曲のテーマを、まずはメンバー全員で聴かせてくれます。ソロは、コルトレーン、モーガン、グリフィン、モブレー、ケリー、そしてブレイキーと続いていきます。各ソリストが軽く決めていく演奏ですが、そこに強い個性と存在感が輝いているのは流石です。
資料09に「シーツ・オブ・サウンド奏法が瞬間にハーモニーを感じさせるユニークなソロ」とコルトレーンを評していますが、なるほどと感じる表現です。
【エピソード、リー・モーガンとの共演】
コルトレーンとモーガンの共演記録は本セッションと、1957年9月15日のコルトレーンの「ブルー・トレイン」セッションの2回だけであり、共にブルー・ノートでのものである。この二つのセッションから生まれた二つの人気作品の印象が強いだけに、もっと多くあるような印象を受ける。
【ついでにフォト】
2005年 香港 赤柱国際龍舟錦標賽2005
(2022年1月15日掲載)