19561208-02

Walkin’
(Richard Carpenter)
(5分18秒)



【この曲、この演奏】
 マイルスのお馴染み曲ですので、コルトレーンも何度も演奏している曲となります。この1956年の2月18日のパサデナでのライブでも、この曲が演奏されていました。

 さてフィラデルフィアのブルーノートでの演奏ですが、トランペットとテナーサックスの響きがもっと融合できる扱いならばと、思ってしまう演奏です。ベースとドラムスの元気さが印象に残りました。

 しかしながら1956年終盤でのマイルス・クインテットでのコルトレーンの演奏ですので、聴けること自体が嬉しいものです。




【エピソード、音源発売】
 この日の演奏のラジオ放送された2曲に関しては、早い時期からブートレグで発売されていた。1970年代にTeppa から発売されたブートレグは、マイルスの他にパウエルやテイタムの演奏を収録しており、ブートレグとしては有名なものであったようだ。

 CD時代に入ってもブートレグでの発売が繰り返されたが、2006年には公式発売となった。それはCD4枚組で、3枚がプレスティッジでのマラソンセッション、1枚がこの日の演奏を含むライブ演奏であった。

収録アルバム

【ついでにフォト】

2005年 香港

(2023年4月18日掲載)