Tune-up
(Miles Davis)
(4分21秒)
【この曲、この演奏】
マイルス作とされているアップ・テンポのこの曲については、このブルー・ノートでのラジオ番組出演での演奏の2ヶ月前の、プレスティッジでのマラソン・セッション後半で演奏されていました。
ベースとピアノで始まり、すぐにマイルス主体となり、テーマからアドリブへと2分弱の演奏が、ムードたっぷりで行われます。その後にコルトレーンとガーランドの短いソロと続き、両者は優しさを表現していきますが、ガーランドの優しさが上回っているかなとのものです。演奏は再びマイルス主体でのテーマとなり、終わったいきます。
【エピソード、この日のラジオ放送】
マラソン・セッション後半で快調なレコーディングをおこなったマイルスは、12月3日から8日にかけて、フィラデルフィアにあるジャズ・クラブのブルー・ノートに出演した。その中の最終日である8日に、ラジオ番組 Bandstand と言う番組に出演した。この番組へは9月15日にカフェ・ボフェミアからも出演していた。
番組は20:00から22:00にかけての2時間番組で、マイルスの出番は冒頭の20:00から15分ほどのことであった。
さてコルトレーンであるが、このブルーノートへ、前月11月の19日から24日にかけて出演していた。「All-Star Jazz Festival」との名称でのもので、共演メンバーは次にとおりである。
Donald Byrd(tp), Paul Chambers(b), Red Garland(p), Art taylor(d), Candido(bongo)
この演奏の録音は残っていないようだ。
(以上全て資料07より)
【ついでにフォト】
2005年 香港
(2023年4月17日掲載)