19551116-05

The Theme
(Miles Davis)
5分49秒



【この曲、この演奏】
 この日の4曲目は、前曲に続いてマイルスのミュート・トランペットが光る「There Is No Greater Love」でしたが、コルトレーンはお休み。

 そしてコルトレーンが戻っての5曲目が、この曲です。マイルス作なのかのお話は置いといて、マイルスのステージのクロージング曲であります。コルトレーンはマイルスのバンドで、資料06では12回の演奏を残しています。スタジオ録音はここでの演奏と、翌年のマラソン・セッションでの2回、計3回であります。残りの9回はライブであり、その中で正式発売された演奏は1回であります。ライブではクロージング曲ですので、1分ほどの演奏です。しかしスタジオでもマラソン・セッション2回も1分ほどのもの。しかしここでは6分近い演奏となっています。

 マイルスの伸び伸びとしたオープン・トランペットも聴き所ながら、チャンバースの弾むベースが堪能できる内容です。コルトレーンの演奏も溌剌として演奏を披露しています。




【エピソード、母方の祖父】
 コルトレーンの両祖父は牧師だが、コルトレーンに大きく影響したのは母方の祖父ウィリアム・ウィルソン・ブレアであった。ブレア牧師は人格者として人望も高く、ノース・カロライナ州各地を渡り、コルトレーン家もブレア牧師の移動と合わせて引っ越していたのである。(資料05)

初収録アルバム

【ついでにフォト】

2005年 香港

(2019年1月4日掲載)