19560907-02

Tenor Conclave
(Hank Mobley)
(8分21秒)



【この曲、この演奏】
 コンクラーベ、或いはコンクレイブとカタカナ表記されるこの言葉の意味は、ジャズ好きならば何度も耳にしたことでしょうから、ここでは触れません。

 モブレー作ですが、よくあるタイプの曲で、資料11によれば「アイ・ガット・リズム」に基づく曲です。モブレーがスタートの各ソロは、このジャムセッションを4人が楽しんでいる様子が伝わってきます。4人が同じ方向を向いている演奏ですが、最後の4小節交換では個性のぶつかり合いになり、興味深く演奏が終わっていきます。




【エピソード、ズート・シムズとコルトレーン】
 二人の共演はこのセッションだけです。(資料06)
 また資料01-05でも、ズート・シムズについては触れられていません。
 同楽器なので、どうしても共演機会は少ないのでしょう。その意味では、このプレスティッジのセッションには感謝であります。

初収録アルバム

【ついでにフォト】

2006年 香港

(2019年2月8日掲載)