2024年2月8日掲載

Enrico Rava Quintet
Andanada
Soul Note原盤
1983年5月6日録音

 イタリアのトランペッターといえば、誰もが真っ先に挙げる名前がエンリコ・ラヴァでしょう。1938年生まれで、1970年代から今まで数多くの作品を発表し続けているエンリコ・ラヴァですが、その初期に作品の魅力には圧倒されるものがあります。今日取り上げる作品は、そんな時期の1枚で、次のメンバーが参加しています。

Pietro Tonolo(ts)
Franco D’Andrea(p)
Giovanni Tommaso(b)
Bruce Ditmas(d)

 フランコ・ダンドレアにジョヴァンニ・トマソ(トマッソ、トマーソ、トマーゾ)、イタリア・ジャズ界の至宝が参加しています。

 ポップさと重厚さが不思議と同居しているサウンドであり、そこそこ楽しめる1枚ですが、人気盤とはならなかった作品です。
この作品が新譜コーナーに飾られた時に、渋谷のジャズ盤専門店に入り浸っていた私としては、あれからもう40年かとの思いになりました。