Borah Bergman – Oliver lake
A New Organization
Soul Note原盤
1997年7月録音
アルト・サックス奏者、そしてこの作品ではソプラノも吹いているオリヴァー・レイクと、ピアニストのボラ・バーグマンとの、デュオ作品です。
1926年生まれのボラ・バーグマンは、1970年代半ばまでは公の場で演奏することはほとんど無く、学校教師とピアノ個人レッスンの仕事をしていました。1980年代半ばからソウル・ノートなどに作品を発表しています。(Wikipediaより)
自分のリーダー作品を含め数多くのレコーディングを残しているオリヴァー・レイクと、知る人ぞ知る存在のボラ・バーグマンとの演奏となる作品であり、全5曲がボラ・バーグマンの曲となっています。
ネットでのボラ・バーグマンへのコメントを読む限りでは、フリーな演奏を柱に活動していた方のようで、この作品でも音と音の間に魂を込めているピアノ演奏を披露しています。静なる展開を土台にして、時に飛び出す激しさが心地良いものです。
そんなピアノ演奏にオリヴァー・レイクは、20年前のロフト・ジャズの雄としての演奏と、円熟をも身につけてきた1990年代の演奏が混じり合い、ボラ・バーグマンとの強烈な対話を楽しんでいるかのものです。
私は未聴ですが、ボラ・バーグマンはTZADIKにも作品を残しております。いずれこの「今日の1枚」で取り上げてみたいものです。