2023年12月9日掲載

Anthony Braxton
4 (Ensemble) Compositions 1992
Black Saint原盤
1992年12月録音

 アンソニー・ブラクストンの「コンポジションズ」シリーズと呼ばれているのかは分かりませんが、アルバム名に「Compositions」が入っている彼のアルバムは、Wikipediaのディスコフラフィーによれば30作品ほどあります。

 今日取り上げるのもそんな「コンポジションズ」作品で、この「今日の1枚」では6作品目となります。今のところ私が持っているのはこの作品までなので、その意味では私は「コンポジションズ」シリーズの5分の1しか聴いておりません。ただその6作品の曲目のクレジットには、イラストが使われているのが共通したものとなっています。

 この作品は1992年12月5日と、1993年3月16日に、ニューヨークで録音されたもので、アンソニーは指揮に専念しているようです。

 10人ほどでフリー・ジャズの雰囲気での演奏ではありますが、実際にはブラクストンが練りに練ったアンサンブルが続いている内容です。70分超えの演奏時間であり、私には全ての展開に耳を傾けて聴くことは出来ませんが、時に心に飛び込んでくる音の躍動感に嬉しさを覚えて、聴き終えました。