Thelonious Monk
Complete Riverside Recordings
Riverside原盤
1955年から1961年録音
コルトレーン参加の初登場演奏
(1957年4月16日)
D3-10 Monk’s Mood (take 1)
(1957年6月25日)
D4-04&05 Crepuscule with Nellie (take 1&3)
(1957年6月26日)
D4-10 Crepuscule with Nellie (take 4&5)
D5-03 Well, You Needn’t (take 1)
セロニアス・モンクがリヴァーサイドに残した演奏をCD15枚組箱にして、国内では1988年に発売されました。モンクが1955年から1961年に行ったスタジオ&ライブ録音の(発売時点では)全てが、このCD15枚組箱に詰まっています。
これだけでこの箱が、ジャズの重要な場面を収めた貴重なものと言えます。そしてその価値を一層高めているのが、このレーベルのオーナーであり、モンクと活動を共にしたオリン・キープニュースが寄せた、かなり長文のブックレットです。これは実に興味深く貴重なものであり、それは1987年度グラミー賞の「最優秀アルバム・ノーツ賞」となりました。
また中身自体が素晴らしいことは、1987年度グラミー賞の「最優秀ヒストリカル・アルバム賞」に輝いたことからも、分かるものです。
モンクのリヴァーサイドでの活動のごく一部に、コルトレーンとの共演があります。
1957年4月16日、6月25日・26日、そして多分7月に行われた、4回のセッションです。そこには、あくまでこのCD15枚組箱時点で判明していた、次の初登場テイクが収録されています。
(1957年4月16日)
D3-10 Monk’s Mood (take 1)
(1957年6月25日)
D4-04 Crepuscule with Nellie (take 1)
D4-05 Crepuscule with Nellie (take 3)
(1957年6月26日)
D4-10 Crepuscule with Nellie (take 4&5)
D5-03 Well, You Needn’t (take 1)
オリン・キープニュースが書いたブックレットから私が感じた表現で言えば、彼とモンクとの関係は、次の3つの期間に分かれています。
蜜月期 倦怠期 別居期
ただし、どの時期の演奏も、聴きごたえあるものです。
余談
私のサイトではやりたい企画がいくつかあるのですが、その中の一つがリヴァーサイド期のモンクを特集するものです。それが実現となった際には、ここに幾つか追記すると思います。