2020年7月7日掲載

D.D.Jackson
Serenity Song
Justin Time原盤
2005年12月録音

 Serenity とは私には馴染みが薄い英単語ですが、落ち着き、晴朗、殿下との意味です。この言葉のタイトル曲を筆頭に全11曲がD.D.Jackson 作、ピアノ・トリオを中心に、ソプラノサックスの Sam Newsome などが曲ごとに加わっている作品です。

 私が「今日の1枚」を六年間休んでいた時期に発売され、購入した作品です。「今日の1枚」ではこれで D.D.Jackson 8枚目となります。

 ピアノトリオで演奏されているタイトル曲は、まさに晴朗な気分になるものです。うららかな気持ちで過ごせる時間、幸せな気分でした。続く曲は「Nocturne」ですが、こちらはヨーロッパの片田舎での夕暮れが似合うような演奏で、Sam Newsome のソプラノサックスが、遠い故郷での大切な時間を思い出す気分の演奏です。
各曲の色付けの変化が楽しめ、なかなかの作品でした。