2020年5月7日掲載

Blossom Dearie
Give Him The Ooh-la-la
Verve原盤
1957年9月録音

 ディスクユニオン関内店中古CD半額セールで、290円で購入した作品です。

 Ooh-la-la の意味はとネットで調べますと、あるサイトではフランス後で「あらら」との意味とあり、また別のサイトには「わーすごい」とあります。使う場面で意味合いに変化が出る感嘆詞なのでしょう。

 ブロッサム・ディアリーの全盛期である、彼女が30歳代の時に吹き込まれた作品を、今日は取り上げます。ハーブ・エリス(g), レイ・ブラウン(b), そしてジョー・ジョーンズ(d)の変則トリオが、バックを努めています。 

 ギターとベース、そしてブラシに専念のドラム、そこにデアリーのピアノと歌声が巧みに絡んで、落ち着いた安らぎの世界を作っている作品です。彼女の可愛い子供声、そして時折見せる力強い自己主張の歌を、バック陣が包み込んでいる姿が、プロデューサーのノーマン・グランツが狙ったところなのでしょうし、本作の成功したところでしょう。

 スローでの有名スタンダード「Like Someone In Love」、少しテンポを上げて「The Middle Of Love」、今回気に入った曲でした。