Jim Hall
Concierto
CTI原盤
1975年4月録音
ディスクユニオン関内店中古CD半額セールで、290円で購入した作品です。
日本では「アランフエス協奏曲」との名で親しまれているジム・ホールのこの有名盤、またCTIレーベルの中で最大級のヒット作であるこの人気盤を、今日は取り上げます。
参加メンバーも豪華なものです。
ローランド・ハナ(p)
チェット・ベイカー(tp)
ポール・デスモンド(as)
ロン・カーター(b)
スティーヴ・ガット(d)
4曲が収録されているこの作品で、メインはやはりLPレコードでのB面全てを使った、「アランフエス協奏曲」です。マイルスとギルが残した作品で有名なこの曲ですが、ここではコンボで演奏されています。
ホアキン・ロドリーゴ作の「アランフエス協奏曲」の美しく哀しいメロディ、そしてドン・セベスキーのアレンジがそのメロディを純粋に聴かせるものとなっており、さらに各ミュージシャンがその意図を充分汲んでの演奏となり、ここに「名曲の名演」(国内盤解説の村井康司氏のお言葉)となっております。
A面の3曲もジャズ・ファンの心に響く演奏となっており、発売から半世紀近くになる今で人気盤となっています。