2023年11月6日掲載

Marco Di Marco
un autunno a Parigi
Symphonia原盤
1971年11月録音

 Google翻訳にかけたところ、アルバム名はイタリア語で「パリの秋」との意味です。

 このピアノ・トリオ作品の主である Marco Di Marco ですが、「ヨーロッパのジャズ・ディスク 1800」にも「ピアノ・トリオ 1600」にも掲載されていませんし、Wikipedia にもページがありませんでした。ディスク・ユニオンのページでは彼の数枚のアルバムが掲載されていて、「CD クラブ世代からも人気の高いピアニスト、マルコ・ジ・マルコ」とか「イタリアのベテラン人気ピアニスト」とのコメントがあります。

 私が持っているこの1971年作品は、1999年に復刻されたものです。ディスク・ユニオンのページに同名のアルバムが掲載されていますが、ジャケットは違うものです。

 細かな気持ちの動きを見事に表現している、そしてブルージーでファンキーな魅力が微かに加わる、素敵なピアノ・トリオ作品です。ベースとドラムスの好演も光っています。

 私が持っているCDのブックレットに3人の写真があり、撮影はジョルジュ・アルヴァニタスとなっており、さらにアルヴァニタスが文を寄せています。またディスク・ユニオンのページの情報によれば、このベースとドラムスの二人は、当時のアルヴァニタスのトリオの方だとか。

 あのアルヴァニタスに「I am sure Marco Di Marco is a great Jazz pianist」と言わせたこの作品、素晴らしものです。