Chick Corea
My Spanish Heart
Polydor原盤
1976年10月録音
ジャケットでの、この堂々としたチック・コリアのお姿は、圧巻です。こういうコスプレものは、どーだいとの気持ちで撮影に臨むからこそ、絵になるのでしょう。
そしてアルバム名も堂々としたもので、「私にとってのスペインの愛情」となっています。
Wikipediaによれば本作はチック・コリアにとって10枚目のソロ・アルバムで、メンバーは、Stanley Clarke(b, b-g), Steve Gadd(d), Narada Michael Walden(d, handclaps), Don Alias (per), Jean-Luc Ponty(violin), そして奥様の Gayle Moran(vo) であります。
LPレコードでは2枚組、私がもっているCDでは1枚に73分が収録されています。
ピアノを中心としたコリアの演奏は、参加メンバーの個性を活かし、スペインから中南米まで様々な光景を描き出しています。これをLP2枚組で聴けば、各面ごとの味わいを感じ取れたことでしょう。
フュージョン・ブームが終わってから長い年月が経っても、名盤と表され続けているだけあって、本作には深い味わいが詰まっています。