
- 1007 Kenny Drew / Everything I Love
- 1021 Tete Montoliu / Music for Perla
- 1069 Onaje Allan Gumbs / Onaje
スティープル・チェイスのソロ・ピアノ作品は、規格番号1007のケニー・ドリューが最初となります。そしてテテ・モントリューにオナージェ・アラン・ガムスのアルバムが、続いていきました。このレーベルの凄さが伝わる3枚です。
1007 Kenny Drew / Everything I Love
スティープル・チェイスのソロ・ピアノ作品の第1作は、1973年に録音されました、このケニー・ドリューのアルバムです。そしてこれが、ドリューがスティープル・チェイスに残した唯一のソロ・ピアノ作品となります。
アルバム名にもしたコール・ポーターの素敵な曲『Everything I Love』では、優しいポーター節にドリューの魅力が加わった、良い演奏となっています。
1021 Tete Montoliu / Music for Perla
スティープル・チェイスのソロ・ピアノ作品の第2作は、1974年に録音されました、このテテ・モントリューのアルバムです。モントリューはスティープル・チェイスに、この作品を含めて、6枚のソロ・ピアノ作品を残しています。
スタンダードが中心のA面に、クラリネット奏者のペリー・ロビンソン作の『マルガリータ』があります。決して有名曲ではありませんが、モントリューの美しく激しい演奏にあう曲となっています。
1069 Onaje Allan Gumbs / Onaje
スティープル・チェイスのソロ・ピアノ作品の第3作は、1976年に録音されました、このオナージェ・アラン・ガムスのアルバムです。彼のスティープル・チェイスのリーダー作品はこれだけで、他にはナット・アダレイのアルバムに加わっています。
オナージェ・アラン・ガムス作の曲が並んでいる中に、コルトレーンの『ジャイアント・ステップス』があります。ガムスの初アルバムへの意気込みが伝わる、凝りに凝った演奏となっています。
【ついでにフォト】

2006年 香港
2025年11月10日掲載