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  • 1430 Michael Cochrane Quartet / Cutting Edge
  • 1432 LeeAnn Ledgerwood / Now and Zen
  • 1449 Michael Weiss / Milestones

 ピークスキル生まれのマイケル・コクラン、どこで生まれたかリーアン・レジャーウッド、ダラス生まれのマイケル・ワイス、スティープル・チェイスでこの3人のピアニストがリーダー作品を発表しました。


1430 Michael Cochrane Quartet / Cutting Edge

 スティープル・チェイスではお馴染みのピアニストのマイケル・コクランですが、一般的には馴染みの薄い方でしょう。そんな彼のスティープル・チェイスでの初リーダー作品が、このサックス入りカルテットで1997年9月に録音されたアルバムです。

 「最先端」意味するアルバム名にもなっている『Cutting Edge』の演奏では、もう少しマイケル・コクランのピアノが前面に出ればと感じながらも、アップテンポでのカルテットの走りっぷりを堪能できる演奏になっています。


1432 LeeAnn Ledgerwood / Now and Zen

 ニューヨークで30年以上に渡り音楽活動を続けているリーアン・レジャーウッド、彼女はスティープル・チェイスに何枚ものリーダー作品を残していますが、その最初のものが、サックス入りのカルテットで1997年9月に録音されたこのアルバムです。

 有名曲が並んでいる中で、唯一の彼女作となる『Now and Zen』には、力強いピアノの輝きがあります。


1449 Michael Weiss / Milestones

 スティープル・チェイスではロニー・キューバーやダグ・レイニー、そしてルイ・スミスのアルバムへの参加で知られているピアニストのマイケル・ワイスですが、リーダー作品も1つ残しています。1998年4月にトリオで録音したこのアルバムです。

 アントニオ・カルロス・ジョビンの『Wave』の演奏では、この曲の穏やかな美しさをしっかりと表現し、かつマイケル・ワイスならではの刺激も織り込んで、なかなかのトリオ演奏となっています。


【ついでにフォト】

2006年 香港