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  • 1337 Jodie Christian Trio / Blues Holiday
  • 1392 Harold Danko Quartet / The Feeling of Jazz
  • 1368 Don Friedman Trio / Almost Everything

 シカゴ生まれのジョディ・クリスチャン、オハイオ生まれのハロルド・ダンコ、SF生まれのドン・フリードマン、こんなピアニスト3人がスティープル・チェイスにリーダー作品を残していきました。

1337 Jodie Christian Trio / Blues Holiday

 AACMの共同創設者として知られるピアニストのジョディ・クリスチャンは、自身のリーダー作品は7枚残している(Wikipediaより)ようです。スティープル・チェイスには2枚あり、1枚はルイ・スミスとの共同名義のデュオ作品、そしてもう1枚がこのトリオでの演奏作品です。1993年4月に録音されました

 冒頭に収録されていて、アルバム名にもなっている『Blues Holiday』での演奏は、ピアノ・トリオの楽しさと醍醐味を味わえるものです。


1392 Harold Danko Quartet / The Feeling of Jazz

 スティープル・チェイスに数多くのリーダー作品をハロルド・ダンコは残していますが、ここで取り上げるのはサックスを入れてのカルテットでの演奏アルバムで、1996年3月に録音されたものです。取り上げているのは、ボブ・シールが執念で製作した名盤「エリントン・アンド・コルトレーン」の演奏曲を、その順番の通りに取り上げています。最後に収録されているのは、おそらくはエリントンがコルトレーンとの1962年9月26日のセッションための用意した、『The Feeling Of Jazz』です。

 このハロルド・ダンコを中心にしたカルテットでの『The Feeling Of Jazz』を聴いていると、ゆったりと聴き入るとのと同時に、1962年9月26日のあのセッションを寛ぎあるものにしたボブ・シールのプロデュース力に敬服する気持ちとなりました。


1368 Don Friedman Trio / Almost Everything

 ドン・フリードマンの初スティープル・チェイス作品は、この1995年4月の録音された、トリオでの演奏作品です。アルバム名にもなっている『Almost Everything』はフリードマン作のもので、アルバムの最後に収録されています。

 さりげなく流れていく『Almost Everything』の演奏を聴いていると、60歳のフリードマンの落ち着きを感じます。


【ついでにフォト】

2006年 香港