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  • 1369 George Cables / Person to Person
  • 1335 Richie Beirach and Andy LaVerne / Too Grand
  • 1327 Kenny Werner / Meditations

 ニューヨーク生まれのピアニスト3人、ジョージ・ケイブルスとリッチー・バイラークにケニー・ワーナーが、スティープル・チェイスにリーダー作品を残していきました。


1369 George Cables / Person to Person

 多くのリーダー作品を発表しているジョージ・ケイブルスは、スティープル・チェイスにも10作品ほどを残しています。1991年録音の第1作からトリオでの録音がほとんどですが、その中に1作品だけソロ・ピアノでのものがあります。1995年4月5日に録音されたこのアルバムには、有名スタンダードが並んでいる中に、ケイブルスのオリジナル曲もあります。

 ケイブルス作の『Sweet Rita Suite』は、気持ちの変化を巧みに表現した演奏となっています。


1335 Richie Beirach and Andy LaVerne / Too Grand

 スティープル・チェイスでのリッチー・バイラーク作品は、同じピアニストのアンディ・ラヴァーンとの共演作の2つとなります。ここで取り上げるのは発売としては第2作ですが、録音としては最初のもので、1992年11月に録音されました。

 1曲目に収録されているのは、ウエイン・ショーター作の『Footprints』です。名手同士のぶつかり合いは、刺激的なものです。


1327 Kenny Werner / Meditations

 多くの作品を残しているケニー・ワーナーですが、スティープル・チェイスには2枚の作品があります。どれもピアノ・ソロでのもので、その最初に発売されたこれは1993年の録音です。

 ワーナー作の『Meditations』が3回演奏されていますが、その最初の演奏では、豊かな心持ちになる11分間です。


【ついでにフォト】

2006年 香港