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  • 1246 Paul Bley / The Nearness of You
  • 1337 Jodie Christian Trio / Blues Holiday
  • 1445 Reuben Brown / Blue and Brown

 「デューク・エリントンの分身ともいわれたピアニスト/作・編曲家ビリー・ストレイホーンが書いた名曲中の名曲で、エリントン楽団のオープニング・テーマとして広く親しまれていた」(20世紀ジャズ名曲大事典より)

 ジャズの楽しみ溢れるこの『A列車で行こう』をスティープル・チェイスでは、ポール・ブレイにジョディ・クリスチャンやリューベン・ブラウンといったピアニストが取り上げました。

1246 Paul Bley / The Nearness of You

 ポール・ブレイのスティープル・チェイスでの8枚目のリーダー作品は、トリオで1988年11月に録音されました。その最後に、『A列車で行こう』が収録されています。

 ベースとドラムスのリズミカルな演奏に乗り切れないピアノですが、それはそれで楽しめるものです。


1337 Jodie Christian Trio / Blues Holiday

 AACMの創設メンバーとしても知られるピアニストのジョディ・クリスチャンですが、Wikipediaによればリーダー作品は7枚とのことです。その中の2枚がスティープル・チェイスに残されており、その最初のものがこのトリオでのものです。1993年4月に録音されたこのアルバムに、『A列車で行こう』が収録されています。

 ビバップを経験してきた方ならではの軽快さと切れ味の良さで、魅力的な『A列車で行こう』に仕上がっています。


1445 Reuben Brown / Blue and Brown

 1994年1月に録音されたリューベン・ブラウンの、ソロ・ピアノ作品に、『A列車で行こう』が収録されています。

 重厚な仕掛けを繰り出しながらも、この曲の軽快な魅力も伝え、秀逸なソロ・ピアノでの『A列車で行こう』になっています。


【ついでにフォト】

2006年 香港

2025年4月30日掲載