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  • 1283 Larry Willis Trio / Let’s Play
  • 1408 Chuck Marohnic Quartet / Copenhagen Suite
  • 1432 LeeAnn Ledgerwood / Now and Zen

 ラリー・ウィリス、チャック・マローニック、リーアン・レジャーウッド、こんな3人のピアニストがスティープル・チェイスで、『ナーディス』を取り上げました


1283 Larry Willis Trio / Let’s Play

 ラリー・ウィリスはスティープル・チェイスに5枚のリーダー作品を残しているピアニストで、この『ナーディス』が収録されているアルバムはその3枚目となります。1991年1月に、ベースのサンティ・デブリアーノとドラムスのヴィクター・ルイスとのトリオでの演奏しました。

 幅広い活動で知られるラリー・ウィリスですが、共通する魅力は、メロディを丁寧に表現することでしょう。ここでの『ナーディス』に、そんな魅力が詰まっています。


1408 Chuck Marohnic Quartet / Copenhagen Suite

 教育者として活動しながら演奏でも腕を振るってきたチャック・マローニックは、Wikipediaによれば8枚のリーダー作品を残しているようです。スティープル・チェイスには2枚あり、最初がソロ・ピアノでの作品が、2枚目がこの『ナーディス』収録作品でカルテットでの演奏です。テナー・サックス奏者のベニー・ウォレスの参加が、目を引きます。

 思慮深い気持ちになるこのチャック・マローニックの演奏は、聴きごたえあるものです。この曲ではトリオでに演奏で効果的でもありますが、ベニー・ウォレスのサックスもこの曲で聴きたかったです。


1432 LeeAnn Ledgerwood / Now and Zen

 リーアン・レジャーウッド自身のサイトを見ると、彼女はスティープル・チェイスだけに5枚のリーダー作品を残しているようです。この1997年にトリオの録音となったこのアルバムがその最初のもので、そこに『ナーディス』が収録されています。

 不思議さ漂うリーアン・レジャーウッドの『ナーディス』、そんな演奏です。


【ついでにフォト】

2006年 香港

2025年4月10日掲載