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  • 1385 Louis Smith / I Waited for You
  • 1449 Michael Weiss / Milestones
  • 1483 Vic Juris / Songbook

 スティープル・チェイスのトランペットと言えばルイ・スミス、ピアノ好きには有名なマイケル・ワイス、スティープル・チェイスで存在感たっぷりのギターのヴィック・ジュリス、こんな方々が有名な『マイルストーンズ』と、もう一つの『マイルストーンズ』を取り上げました。


1385 Louis Smith / I Waited for You

 スティープル・チェイスでのルイ・スミスの7枚目のリーダー作品に、『マイルストーンズ』が収録されています。1996年に発売されたこのアルバムには、サックスのヴィンセント・ハーリング、ピアノのリチャード・ワイアンズという、渋いミュージシャンが参加しています。

 暖かみがあり、ジャズの楽しさが詰まっているこの演奏、気持ち良くなる演奏です。

 これはもう一つの『マイルストーンズ』です。


1449 Michael Weiss / Milestones

 「ジョニー・グリフィンとの共演でも知られ、80年代からニューヨークで活躍するピアニスト(disk unionのページより)」との マイケル・ワイスは、スティープル・チェイスでリーダー作品を1998年に録音しました。ピアノ・トリオのこのアルバムに、『マイルストーンズ』が収録されています。

 切れ味鋭いピアノ・トリオで聴く『マイルストーンズ』、なかなかのものです。

 これはもう一つの『マイルストーンズ』です。


1483 Vic Juris / Songbook

 1990年代からのスティープル・チェイスのひたーと言えば、ヴィック・ジュリスとなります。彼のスティープル・チェイスでの5枚目のリーダー作品は、1999年11月に録音されました。ジェイ・アンダーソン、ジェフ・ハーシュフィールドという、スティープル・チェイスを支えているベースとドラムスとのトリオ演奏のこのアルバムに、『マイルストーンズ』が収録されています。

 マイルスのオリジナル演奏でのこの有名曲の雰囲気を、ギター・トリオで掴み取るような気構えの演奏、迫力があります。


【ついでにフォト】

2006年 香港

2025年4月8日掲載