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  • 1250 Eddie Henderson Quintet / Phantoms
  • 1335 Richie Beirach and Andy LaVerne / Too Grand
  • 1338 Michal Urbaniak / Some Other Blues

 マイルスの有名な『マイルストーンズ』ともう一つの『マイルストーンズ』、スティープル・チェイスではエディ・ヘンダーソン、リッチー・バイラーク&アンディ・ラバーン、そしてマイケル・ウルバニアクが演奏しました。


1250 Eddie Henderson Quintet / Phantoms

 トランペッターのエディ・ヘンダーソンは、スティープル・チェイスに3枚のリーダー作品を残しました。1989年4月に録音されたこのアルバムはその最初のもので、ケニー・バロンやヴァイブのジョー・ロックなどが参加してのクインテットでの演奏です。そこにヘンダーソンが大きく影響を受けたマイルス(Wikipediaより)の、『マイルストーンズ』が収録されています。

 エディ・ヘンダーソンとケニー・バロンの、トランペットとピアノの軽快な演奏が楽しめる『マイルストーンズ』です。ジョー・ロックがここではお休みなのが残念です。

  ここでの演奏は、もう一の『マイルストーンズ』です。


1335 Richie Beirach and Andy LaVerne / Too Grand

 ピアニストのリッチー・バイラークとアンディ・ラバーンのデュオ作は、スティープル・チェイスに2つあります。その最初のものが1982年11月に録音されたこのアルバムで、そこに『マイルストーンズ』が収録されています。

 二人のピアニストのミュージシャン魂がぶつかり合っての有名な方の『マイルストーンズ』、輝いています。


1338 Michal Urbaniak / Some Other Blues

 ミハル・ウルバニアクとのカタカナ表記が良いのか分かりませんが、ポーランドのジャズ界の大御所であるウルバニアクは、数多くのリーダー作品を残してきた方です。スティープル・チェイスにはウルバニアクのリーダー作品が5つあり、その最後のものが、この1993年4月録音作品で、そこに『マイルストーンズ』が収録されています。サックスなども演奏するウルバニアクですが、このアルバムではヴァイオリンに専念しています。

 楽しくヴァイオリンが響き渡る『マイルストーンズ』も良いものだと感じる、演奏でした。

  ここでの演奏は、もう一の『マイルストーンズ』です。


【ついでにフォト】

2006年 香港