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  • 1031 Kenny Drew and Niels-Henning Ørsted Pedersen / Duo Live in Concert
  • 1034 Kenny Drew / If You Could See Me Now
  • 1243 Boulou Ferré Quartet / Confirmation

 デイブ・ブルーベックが作った人気曲『イン・ユア・オウン・スイート・ウエイ』は、「明るい雰囲気の中に凝ったコード進行が隠されている」(20世紀ジャズ名曲大事典より)とのことで、多くのミュージシャンに愛されている曲であります。

 スティープル・チェイスで最初に発売されたこの曲の入ったアルバムは、ケニー・ドリューとニールス・ペデルセンという人気デュオのライブ、次にケニー・ドリューのトリオ・作品、それから10年以上経ってからブールー・フェレの人気盤であります。


1031 Kenny Drew and Niels-Henning Ørsted Pedersen / Duo Live in Concert

 個人が立ち上げたレーベルであるスティープル・チェイスの経営が軌道に乗ったことの功労者として、ドリュー&ペデルセンのデュオを上げることに、誰も異論はないことでしょう。二つのアルバムがヒットし、コンサート・ツアーを行い、その中のオランダのユトレヒト
で1974年6月8日の模様を収めたのがこのアルバムです。ずらりと並ぶ人気曲の、最初に演奏されているのが、この『イン・ユア・オウン・スイート・ウエイ』です。

 曲を大切にし、創造性を発揮していくジャズの魅力を、二人だけで作り上げ、ライブでの魅力も加わったこの『イン・ユア・オウン・スイート・ウエイ』、優しい気分になる演奏です。


1034 Kenny Drew / If You Could See Me Now

 スティープル・チェイスでの人気者ケニー・ドリューは、1974年5月に二日間かけて、ペデルセンにヒースとのトリオで、レコーディングを行いました。そこから発売されたアルバムの一つがこれで、冒頭に『イン・ユア・オウン・スイート・ウエイ』が収録されています。先のデュオ・ライブ盤より2ヶ月前の録音ですが、規格番号はそのライブ盤の後となっています。

 この曲の魅力を、ピアノ・トリオの魅力を、そしてケニー・ドリューの魅力を詰め込んだこの演奏、『イン・ユア・オウン・スイート・ウエイ』の名演の一つにあげられるものです。


1243 Boulou Ferré Quartet / Confirmation

 この連載企画で、スティープル・チェイスでの人気ギタリストであるブールー・フェレの、1986年5月にコペンハーゲンで行ったこのイブ盤を取り上げるのは、4回目となります。至極のスタンダードが5曲並んでいるこのアルバムで、最後の演奏が『イン・ユア・オウン・スイート・ウエイ』です。

 ジプシー・ギターと言われるスタイルの演奏で、弟のギターと共に演奏されるこの『イン・ユア・オウン・スイート・ウエイ』には、このアルバムだけで聴ける空間となっています。


【ついでにフォト】

2006年 香港

2025年4月1日掲載