
- 1029 Tete Montoliu / Tete!
- 1096 Louis Smith Quintet / Just Friends
- 1267 Mike Richmond / Dance for Andy
「弱冠26歳で世を去ってしまった天才トランペッター、クリフォード・ブラウンの死を悼んでベニー・ゴルソンが書いた珠玉のジャズ・バラード」(20世紀ジャズ名曲大事典より)の『アイ・リメンバー・クリフォード』、スティープル・チェイスではテテ・モントリューやルイ・スミス、マイク・リッチモンドが取り上げています。
1029 Tete Montoliu / Tete!
スティープル・チェイスで『アイ・リメンバー・クリフォード』を初めて演奏したのは、テテ・モントリューのピアノ・トリオ作品です。1930年生まれのブラウニー、1933年生まれのテテです。
柔らかな感情を注ぎ込むテテの演奏、それを支えるペデルセンにヒース、ピアノ・トリオでのこの曲の名演と言えるものです。
1096 Louis Smith Quintet / Just Friends
『アイ・リメンバー・クリフォード』のスティープル・チェイスでの2番目の演奏者は、ルイ・スミスでした。1930年生まれのブラウニーと1931年生まれのルイ・スミスであります。
ブラウニーと同じトランペットでのこの曲となると、リーモーガンが18歳の終わりに吹き込んだものが、よく取り上げられます。ブルーノートの1557「Lee Morgan, Vol. 3」、1957年3月に録音されたものです。クリフォード・ブラウンの死から1年が経っていない時のことです。
ブラウニーの死から20年が過ぎた1978年に、46歳のルイ・スミスが演奏した『アイ・リメンバー・クリフォード』、笑顔で同年代の夭折天才トランペッターを偲ぶような演奏で素晴らしいものです。もちろん18歳のリー・モーガンの演奏は良いものですが、私は46歳のルイ・スミスの演奏を愛します。
1267 Mike Richmond / Dance for Andy
スティープル・チェイスでの3番目に『アイ・リメンバー・クリフォード』を演奏したのは、1948年生まれのベーシストのマイク・リッチモンドでした。
8分ほどの演奏の前半はマイク・リッチモンドのベースが、メロディを大切に演奏いており、この珠玉のバラードを愛しているかのようです。ピアノを挟んでからのベース演奏は、ブラウニーへの尊敬の気持ちを感じるものです。
このリッチモンドのアルバムはサックス入りのカルテットでのセッションですが、この曲はサックス抜きのトリオで演奏されています。
【ついでにフォト】

2006年 香港
2025年3月20日掲載