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  • 1148 Tete Montoliu / Catalonian Nights Vol. 1
  • 1183 John McNeil Trio/Quintet / I’ve Got the World on a String
  • 1415 Louis Smith / There Goes My Heart

 ケニー・ドーハムがジョー・ヘンダーソンにプレゼントした曲『ブルー・ボッサ』(20世紀ジャズ名曲大事典より)は、たちまちジャズマンの間での、そしてジャズファンの人気曲となっていきました。スティープル・チェイスでは、ピアノのテテ・モントリュー、トランペットのジョン・マクニールとルイ・スミスが、この曲を演奏しました。


1148 Tete Montoliu / Catalonian Nights Vol. 1

 テテ・モントリューのスティープル・チェイスでの8枚目のリーダー・アルバムは、トリオでの演奏となり、そこにこの『ブルー・ボッサ』が収録されました。1980年5月30日に、スペインはバルセロナでライブ録音されました。

 「流行の兆しを見せていたボサノバのリズムにロックのビートを掛け合わせた軽快な曲(20世紀ジャズ名曲大事典より)」の特徴を、ピアノ・トリオで熱のある演奏を聴かせています。


1183 John McNeil Trio/Quintet / I’ve Got the World on a String

 トランペッターのジョン・マクニールの、スティープル・チェイスでの6枚目のアルバムに、この『ブルー・ボッサ』が収録されました。アルバムはギターのダグ・レイニーが参加してのピアノレス・カルテットでの演奏ですが、この曲ではベースとドラムスのトリオでの演奏となっています。録音は1983年9月4日のことでした。

 ベースのイエスパー・ルンゴーの快演でスリル感たっぷりの演奏となっており、ジョン・マクニールの流暢なトランペットも光り、なかなかの演奏となっています。


1415 Louis Smith / There Goes My Heart

 スティープル・チェイスのトランペッターといえばルイ・スミス、彼の8枚目のスティープル・チェイスでのリーダー作品に、この『ブルー・ボッサ』が収録されています。クインテットでの演奏のこのアルバムは、1997年3月に録音されました。

 この曲の特徴を引き出し、サックスのブルース・ウィリアムスとピアノのジョージ・ケイブルスとルイ・スミスのトランペットの絡みが深みを醸し出し、この曲の名演と言っても良い演奏となっています。


【ついでにフォト】

2006年 香港

2025年2月19日掲載