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  • 1081 Sheila Jordan and Arild Andersen / Sheila
  • 1216 Tete Montoliu / Lush Life
  • 1334 George Cables Trio / I Mean You

 ビリー・ストレイホーンの名曲『ラッシュ・ライフ』、シーラ・ジョーダンにテテ・モントリュー、そしてジョージ・ケイブルスが、スティープル・チェイスで取り上げていきました。


1081 Sheila Jordan and Arild Andersen / Sheila

 歌手シーラ・ジョーダンが、50歳あたりの時に作ったアルバムが、スティープル・チェイスにあります。彼女のスタイルの通り、この作品でもベース奏者との二人だけでのものです。そのベーシストは、この時に既に名声を得ていたアリルド・アンデルセンです。二人の名前がリーダーとして併記されているこのアルバムで、『ラッシュ・ライフ』を取り上げています。

  街角を舞台にした演劇の一場面が思い浮かぶ、歌とベースでの『ラッシュ・ライフ』、存在感があります。


1216 Tete Montoliu / Lush Life

 スティープル・チェイスでのテテ・モントリューの13枚目のリーダー作品で、この『ラッシュ・ライフ』を演奏しています。このソロ・ピアノでのアルバムは1986年の発売ですが、録音は1971年のことでした。

 多くのピアニストに取り上げられたこの曲ですが、華麗さと悲哀さを感じるこのテテの演奏は、ソロ・ピアノでのこの曲の演奏の代表と言っても過言ではないでしょう。


1334 George Cables Trio / I Mean You

 ジョージ・ケイブルスのスティープル・チェイスでの3枚目のリーダー作品に、『ラッシュ・ライフ』が収録されています。このピアノ・トリオでの演奏作品は、1993年4月に録音されました。

 この曲ではソロ・ピアノで臨んだジョージ・ケイブルスの、その意気込みは十分に感じる演奏でした。


【ついでにフォト】

2006年 香港

2025年4月4日掲載