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  • 1428 Danny Walsh Quintet / D’s Mood
  • 1450 Ari Ambrose / Introducing Ari Ambrose
  • 1466 Lee Konitz and Ted Brown / Dig-It

 ダニー・ウォルシュとアリ・アンブローズはリーダー作品、テッド・ブラウンはコ・リーダー作品、スティープル・チェイスに登場したテナー・サックス奏者です。


1428 Danny Walsh Quintet / D’s Mood

 ジョー・ロックの作品に登場したテナー・サックス奏者のダニー・ウォルシュが、1997年にスティープル・チェイスにリーダー作品を発表しました。ギターのデイヴ・ストライカーを迎えての、クインテットでの演奏です。

 アルバム名にもなっている「D’s Mood」は、「ダニー・ウォルシュはこんな感じ」との、名刺代わりの1曲なのでしょう。軽快に突き進むテナー演奏と、それを支えるギター演奏が楽しめる演奏です。


1450 Ari Ambrose / Introducing Ari Ambrose

 アリ・アンブローズはスティープル・チェイスに5枚のリーダー作品を残しているようです。その最初の作品がこれで、1998年に発売されました。ベースとドラムスとの、トリオでの演奏です。

 有名曲が並んでいるこのアルバムの中に、モンクがコロンビア時代に作った「Ugly Beauty」が収録されています。少し枯れた感じのアリ・アンブローズが、モンクのこのスロー・ナンバーを、味わいある演奏で聴かせています。


1466 Lee Konitz and Ted Brown / Dig-It

 ベテランのテッド・ブラウンは、1999年にリー・コニッツとの共同リーダー作品を、スティープル・チェイスに発表しました。ピアノ・レスのカルテットでの演奏です。

 落ち着き穏やかな流れに乗って、このベテラン二人のサックスの共演を聴ける作品が誕生したことに、スティープル・チェイスに感謝の気持ちになります。


【ついでにフォト】

2013年 ペナン マレーシア

2025年2月12日掲載