5-30
ECM-1175
Keith Jarrett The Celestial Hawk
JAZZDISCO.org から
ECM 1175 Keith Jarrett – The Celestial Hawk – For Orchestra, Percussion And Piano 1980
Keith Jarrett, piano; Syracuse Symphony, Christopher Keene, conductor; Keith Jarrett, composer.
“Carnegie Hall”, NYC, March 22, 1980
The Celestial Hawk: First Movement
The Celestial Hawk: Second Movement
The Celestial Hawk: Third Movement
このアルバムについて
(WikipediaよりGoogle翻訳をそのまま引用)
Celestial Hawk は、キース・ジャレットによって書かれ、クリストファー・キーンが指揮するシラキュース交響楽団でジャレットが演奏した現代クラシック音楽のアルバムです。1980年3月に録音され、同年11月にECM Recordsからリリースされた。
背景
The Celestial Hawk は、1976 年にジャレットがドイツ グラモフォンから小澤征爾指揮、ボストン交響楽団のための曲を作曲する依頼を受け、ジャレットがソリストとしてピアノをフィーチャーしたときに生まれました。その結果、即興を最小限に抑えた 200 ページ 40 分間の完全に構成された作品が完成し、1978 年に完成しました。残念なことに、BSO はジャレットがピアノで即興演奏するジャズベースの作品を期待していたが、その作品への関心を失った。
その後、ジャレットは次のように回想しています。彼らは私をソリストとしてこのジャズ作品を持っていた. そして、彼らはこれがまったくジャズではないことを発見した. それはスイングさえしていない. 私たちが期待していたものとは違う.すまない……情けないが、普段の練習だ」しかし、ジャレットとマンフレッド・アイヒャーは、 ECM のために音楽を録音することを決定し、プロジェクト自体に資金を提供しました。レコーディングはカーネギーホールで行われました1980 年 3 月 22 日、クリストファー キーン指揮のシラキュース交響楽団と共演。 ECMにとって信じられないほど高額なプロジェクトでしたが、うまくいきました… レコードはあまり売れませんでした…しかし、だから何だ!」
感想
本「新版 ECMの真実」から、この作品に触れている箇所(p251-2)を引用する。
堀内
イアン・カーがジャレットについて書いた本によれば、ECMにクラシック作品の録音を開始する前、すでに実際の舞台でジャレットは相当クラシック作品を演奏している。ただ、ちょっと残念なのは、コリン・マクフィーの録音が残されていないことです。『セレスチャル・ホーク』は、ジャレット自身は否定していますがマクフィーの影響が非常に大きいと感じられるだけに。
1978年に小澤征爾は、BSOでレスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲」や、チャイコフスキーの「白鳥の湖」を録音している。また武満徹の「島は星形の庭に降りる」を録音している。小澤征爾にはジャレットのスコアに、レスピーギや武満徹のような魅力を感じなかったようだ。
さてこの作品だが、第3楽章での感情の爆発から心の整理へと続いたと私は感じた演奏は、なかなかのものだ。そしてこの中には、ジャレットがソロで数多くの即興演奏を行った中のエッセンスが散りばめられているようにも感じた。
2023年7月11日掲載