
風炎18-1
ECM-1059
Arild Andersen
Clouds in My Head
JAZZDISCO.org から
ECM 1059 Arild Andersen – Clouds In My Head 1975
Knut Riisnaes, tenor, soprano sax, flute; Jon Balke, piano; Arild Andersen, bass; Pal Thowsen, drums.
Arne Bendiksen Studio, Oslo, Norway, February, 1975
305 W 18 ST
Last Song
Outhouse
Song For A Sad Day
Clouds In My Head
Cycles
SIV
The Sword Under His Wings

ベース奏者のアリルド・アンデルセンは、ノルウェーの、そして欧州のジャズ界の重鎮というばかりでなく、その実力は世界に渡っているお方だ。そしてアンデルセンは立上げ期から、ECMで作品を発表している方だ。
WikipediaのECMページにあるDiscographyのArtist欄にArild Andersenが入っている作品は、18ある。その中の8作品は、すでにこのECM連載企画で取り上げてきた。
今回取り上げるのは、アリルド・アンデルセンの初リーダー作品(Wikipedia)である。彼が29歳の1975年2月に録音されたものだ。サックスのヌート・リースネス、ピアノのヨン・バルケ、そしてドラムスのポール・トーセンとの演奏である。全員がノルウェー人である。
感想
北欧の風を感じる作品で、楽しく聴けた。スピリチュアルでありポップ色があり、フュージョンとかそんな要素も詰め込んでいる。後年のアリルド・アンデルセンをしてからこのアルバムに接した私には、まだまだ彼の個性の蕾かととも感じる。しかし、サックスやピアノを上手く配してアルバムとしていくあたりには、アリルド・アンデルセンの実力を感じ取れるアルバムである。
(このアルバム「Clouds in My Head」はapple musicでは、2010年に3枚組CDで発売されたアリルド・アンデルセンの「Green In Blue」の、ディスク1に収録されている)
2025年10月29日掲載