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  • 1019 Joe Albany and Niels-Henning Ørsted Pedersen / Two’s Company
  • 1021 Tete Montoliu / Music for Perla
  • 1024 Duke Jordan / Two Loves

 立ち上げのスティープル・チェイスを支えた作品を30枚上げていきますが、今回はその4回目となります。どれだけ売れたかの資料がないのですが、この3枚は高い評判となった作品です。


1019 Joe Albany and Niels-Henning Ørsted Pedersen / Two’s Company

 ジョー・オーバニーは薬物関係で長らく表舞台から遠のいていましたが、1970年代に入ると活動を再開し、活発なレコーディングを行いました。スティープル・チェイスには2枚の作品を残しており、このペデルセンとのデュオ作品は2作目のものです。1974年2月に録音されたものです。ペデルセンはスティープル・チェイスで4人のピアニストとデュオ作品を6枚残しており、このジョー・オーバニーとは3人目で、4枚目のものとなります。

 ベニー・カーターやレスター・ヤングと演奏し、パーカーやマイルスとの共演歴もあるある(Wikipediaから)ジョー・オーバニーの華麗なピアノが、50歳を目の前にして一線に戻れた喜びに鼓動しているかの演奏です。またペデルセンはピアニストの個性を引き出すのが上手いことを実感します。


1021 Tete Montoliu / Music for Perla

 テテ・モントリューのスティープル・チェイスでの2枚目のリーダー作品は、ピアノ・ソロ・アルバムとなりました。1974年5月26日に録音されたこのアルバムは、モントリュー人気が日増しに高まる日本のジャズ・ファンの間で、評判となりました。

 「Yesterdays」や「”Have You Met Miss Jones?」などのスタンダードを自分のものにして華麗に綺麗に表現するこのアルバムでのテテ・モントリューの演奏は、自身と喜びに溢れたものです。


1024 Duke Jordan / Two Loves

 デューク・ジョーダンの、そしてスティープル・チェイスの大ヒット作品となった『Flight to Denmark』は、1073年11月25日と、12月2日の二日日間で録音されました。この二日間の録音の中から、このアルバムが第2弾として登場したのです。

 「Blue Monk」の個性的な演奏を軽やかに楽しみながら、またタイトル曲で作曲家ジョーダンに酔い、このアルバムは決して没テイクを集めたものではないことを実感します。二日間の録音であることから、当初からこの2枚目の発売を考えていたのでしょう。ドラムスへの批判はその通りですが、それを補って余りあるマッズ・ヴィンディングのベースの活躍もあり、素晴らしアルバムとなっています。


【ついでにフォト】

2013年 ペナン マレーシア

2025年1月8日掲載