- 1317 Larry Schneider / Blind Date
- 1336 Louis Smith Quintet / Silvering
- 1484 Elisabeth Kontomanou / Hands & Incantation
2000年頃までに発売されたスティープル・チェイスの500枚ほどの中にある「ボディ・アンド・ソウル」、そんな9枚、最後の3枚は上記のアルバムです。
1317 Larry Schneider / Blind Date
テナー・サックス奏者のラリー・シュナイダーの、1993年に発売されたこのアルバム『Blind Date』に、「ボディ・アンド・ソウル」が収録されています。シュナイダーは1970年代から1990年代にかけて有名どころのビッグ・バンドなどで活動していました。Wikipediaによればリーダー作品は13枚あり、スティープル・チェイスからは10枚となります。
ピアノのアンディ・ラヴァーン、ベースのマイク・リッチモンド、そしてドラムスのキース・コープランドという、スティープル・チェイスのハウス・ミュージシャンたちと、ラリー・シュナイダーは「ボディ・アンド・ソウル」を演奏しています。日の入りが夜に始まりを告げる雰囲気のシュナイダーのサックスと、日の出が一日の開始を表しているようなアンディ・ラヴァーンのピアノの響きが、この曲の美しさを引き出しています。
1336 Louis Smith Quintet / Silvering
ブルー・ノートの1500番代のトランペッターはと聞かれたら、私はルイ・スミスと答えます。そしてスティープル・チェイスのトランペッターは聞かれたら、真っ先に出てくるのがルイ・スミスです。そのルイ・スミスの1994年発売作品『Silvering』に、「ボディ・アンド・ソウル」が収録されています。録音は1993年4月のようです。大ベテランとなったルイ・スミスが、同じく大ベテランのフォン・フリーマンを迎えての、クインテットでの演奏です。
人生経験を積んでこそ表現できる、深い味わいの「ボディ・アンド・ソウル」です。
1484 Elisabeth Kontomanou / Hands & Incantation
エリザベス・コントマノウは1961年にフランスで生まれ、ニューヨークに移り、そしてストックホルムに移り、歌手兼作曲家として活動しています。そんな彼女のスティープル・チェイスでの2枚目のリーダー作品が2000年に発売され、そこに「ボディ・アンド・ソウル」が収録されています。
伴奏はジャン=ミシェル・ピルク、コントマノウと同時期にフランスで生まれたピアニストです。呪文なのか、祈りなのか、そんなコントマノウの歌が響き、不思議な「ボディ・アンド・ソウル」となっています。
【ついでにフォト】
2006年 香港
2024年12月18日掲載