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  • 1222 Boulou Ferré Trio / Nuages
  • 1280 Andy LaVerne / Standard Eyes
  • 1442 Louis Smith / Soon

 1499までの500枚弱のスティープル・チェイスのアルバムの中で、この名曲「枯葉」が収録されているのは8枚、ここでは上記の3枚について紹介していきます。


1222 Boulou Ferré Trio / Nuages

 個人的には渋谷のジャズ盤専門店で新譜としてこのアルバムを購入し、本当に気に入り、特にA面1曲目のこの曲の、11分を超える熱演を何度も聴いたものでした。1980年代半ばのことでした。

 ブールー・フェレは弟のエリオと、スティープル・チェイスのハウス・ベーシスト的な存在であるイェスパー・ルンゴーとの、トリオでの演奏です。ギター2本とベースで、炎のように燃え上がっていく枯葉です。
 
 これが収録されているアルバム『Nuages』は渋谷のジャズ盤専門店で大いに売れていました。


1280 Andy LaVerne / Standard Eyes

 アメリカのジャズ・ピアニストのアンディ・ラバーンは、日本での認知度は低いようですが、1970年代後半から2000年代に入っても、スティープル・チェイスで数多くのアルバムを発表し続けてきた方です。ビル・エヴァンスから個人レッスンを受けたこともあるお方です。
 気心の知れたベースのスティーヴ・ラスピナ、南ア出身のドラムスのアントン・フィグとのピアノ・トリオで攻め立てるような「枯葉」を7分に渡り演奏しています。他の曲ではゆったりと感情を表す演奏もあり、なかなかのアルバムです。


1442 Louis Smith / Soon

 スティープル・チェイスを支えたトランペッターと言っても過言では無いルイ・スミスが、70歳になろうかという時期に制作したアルバム『Soon』に、「枯葉」が収録されています。サックスのジミー・グリーン、ピアノのアンディ・ラバーン、ベースのジェイ・アンダーソン、そしてドラムスのビリー・ドラモンドという、実力者たちとの演奏です。12分に渡る演奏をミュート・トランペットで切々と歌い上げるルイ・スミス、誰もが聴き入るであろう素晴らしい「枯葉」がここにあります。


 2回に分けて6枚のスティープル・チェイスの「枯葉」を取り上げてきましたが、他にも次のアルバムに「枯葉」が収録されています。
1452 Sam Newsome / The Tender Side of Sammy Straighthorn
1474 Doug Raney / You Go to My Head


【ついでにフォト】

2013年 マレーシア ペナン タイプーサム

2024年12月12日掲載