- 1374 Rich Perry / What Is This?
- 1390 Larry Schneider / Freedom Jazz Dance
- 1415 Louis Smith / There Goes My Heart
「人を愛したことはないの?」「信じられない」、言われたそんな言葉を思い出すこの「You Don’t Know What Love Is」、この3枚でも演奏されています。
1374 Rich Perry / What Is This?
1990年代から今に至るまでスティープル・チェイスを支えているテナー・サックス奏者のリッチ・ペリーの、この1995年発売アルバムに「You Don’t Know What Love Is」が収録さてれています。カルテットでの演奏ですが、注目はピアノのフレッド・ハーシュの参加でしょう。人気者フレッド・ハーシュはスティープル・チェイスではリーダー作品を発表しておらず、サイド参加ではこのリッチ・ペリーの作品と、スティーヴ・ラスピーナのアルバムで演奏しています。
目の前の女性に自分の気持ちを語りかけるようなテナー・サックス、落ち着いて語りながらも気持ちが揺れ動いていくリッチ・ペリーの演奏、さすがは人気者です。
1390 Larry Schneider / Freedom Jazz Dance
リッチ・ペリーと並んで、1990年代から今に至るまでスティープル・チェイスを支えているテナー・サックス奏者のラリー・シュナイダーの、この1996年アルバムに「You Don’t Know What Love Is」が収録さてれています。ベースとドラムスとの、トリオでの演奏です。
この曲ではベースのスティーヴ・ラスピーナとのデュオ演奏ですが、憂いを重く響くサックスで聴かせるラリー・シュナイダーは、なかなかのものです。
1415 Louis Smith / There Goes My Heart
重鎮ルイ・スミスの1996年発売のこのアルバムには、渋いながら存在感あるアルト・サックス奏者のブルース・ウィリアムス、スティープル・チェイスでお馴染みのピアニストのジョージ・ケイブルスが参加しての、クインテットでの演奏です。そこでは勿論、「You Don’t Know What Love Is」が演奏されています。
ケイブルスなどの実力者に支えながらのルイ・スミスのトランペット演奏は、人生経験に裏打ちされた、大御所ならではの存在感のあるものです。
ここまで「You Don’t Know What Love Is」が収録されているスティープル・チェイスの9作品を取り上げてきましたが、他にもドラムスのキース・コープランドがリーダー・アルバム2枚の中で、この曲を取り上げています。
1425 Keith Copeland / Round Trip
1469 Keith Copeland / Live in Limerick
【ついでにフォト】
2006年 香港
2025年1月3日掲載