2000年6月29日(木)の新聞から

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日経「そごう再建問題決着、72行 債権放棄で合意、預保2000億円買取り、970億円放棄、再生委あす承認」
 そごうの問題はいろいろあったのですが、多店舗展開や増床の経営戦略が土地の値上がりを見込んで積極的融資を受けたことが、大きな要因でした。これを経営戦略ミスとするのは正にその通りですが、バブル期には融資を受ける方もする方もそこが見えなかったのでした。


読売「ごみ焼却4600施設 休・廃止、ダイオキシン規制強化で、環境庁報告、不法投棄増加の懸念」
 この年の1月に、ダイオキシン類対策特別措置法が施行されました。プラスチックごみの焼却が問題の一つですが、この件に関しては日本の対応は遅すぎだと感じます。私の海外駐在経験で申しますと、2000年前半の香港ではスーパーマーケットでプラスチック袋の代わりにエコバックを使う動きが出ておりました。また2012年頃のマレーシアでは、スーパーマーケットでのプラスチック袋有料化となりました。

 一方で日本ですが、私がよく利用するスーパーマーケット6店でみると、プラスチック袋有料化としているには2店舗だけであり、それも最近の動きです。「先進国」日本という表現が、次第次第に薄れていく気がしています。


朝日「ゼロ金利 来月解除の公算、日銀、デフレ懸念後退」
 確かにこの年にゼロ金利政策が一時解除されました。それはITバブル景気によるものでしたが、翌年のITバブル崩壊でゼロ金利が復活しました。


この日の朝日新聞から

気になった記事
 31面に「三つの誤り 冤罪生んだ、松本サリン事件題材の映画、日本の黒い夏 熊井啓監督に聞く」との見出しがあります。その三つとは次のことだと、記事にあります。

警察ー間違い情報をリーク
世論ー群集心理、憎しみ増幅
報道ーより過激な方向示す

 忘れてはならない3点だと思います。


目にとまった広告
 35面東京面にアコギ基地の広告がり、「ギター高価買取り」とあります。このお店の住所は栃木県塩谷郡です。地方のお店が東京版に広告を出すのはどうかなと感じたのですが、このお店は今でも堅実に営業されているようです。


TV欄を見ると
 NHK 20:03からの「きょうの料理」は「水まんじゅうのブルーベリーソース」となっており、出演は金塚晴子です。流石にこれは無いだろうと思ってネット検索したのですが、ブルーベリーまんじゅうやルーベリー水まんじゅうは、ポピュラーな存在のようでした。