1998年1月5日(月)の新聞から

トップ記事

日経「都銀 個人資産の獲得競う、ビッグバンに対応、会員制で金利優遇、長期の新証券発行」
 私が少しばかり横浜銀行とお付き合いした感想を言えば、しっかりとした金持ちを対象としている営業姿勢です。少しばかりの資産で既に投資を行なっている客には、全く見向きもしないという姿勢です。長く付き合うという姿勢がなければ、客が銀行を乗り換えるということが分かって無いようです。貧乏人の嘆きといえば、それまでですが。

読売「国際通信で包括提携、日本テレコムとグローバルワン 月内に正式協議、合弁の計画も」
 日本テレコムは国鉄が母体で出発し、様々な経緯を経て今はソフトバンクテレコムになっています。一方のグローバルワンはこの時期だけの存在だったのでしょうかね。激しすぎる合弁の中で、ネット上では今やグローバルワンに触れているページは殆どありません。

朝日「民主 大統一会派提唱へ、新進6分割確定、きょう結党届け、野党再編性が加速」
 離れるとか一緒になるとか、この流れは今でも続いています。結局のところ、強力なリーダーとそれを支える3人の存在がなければ、野党一致はできないでしょう。今の状況をみれば、支える3人どころか強力なリーダーも見つかりません。


この日の読売新聞から

気になった記事
 7面国際面のニューススポットに「ポル・ポト元首相 国外脱出??」との見出しがあります。タイのスリン外相の話だとしています。また記事にはカンボジア政府系紙の報道として、大量虐殺の罪で国際法廷で裁かれるのを避けるための脱出だとしています。

結果としてですが、この年の4月15日にポル・ポト元首相は亡くなりました。新政府軍の攻撃から逃れて密林地帯にいたそうです。死因は心臓発作とも毒殺とも言われています。


目にとまった広告
 1面に三浦工業の広告があり、真空冷却機CM型を宣伝しています。「食中毒対策にスピード冷却!」とあります。ボイラの三浦、小型貫流式蒸気ボイラーのシェアで日本国内トップを誇っている三浦です。今でも真空冷却機CM型を販売していますが、三浦工業の中では主力製品では無いようです。


TV欄を見ると
 TV欄NHK教育21:00からの「料理」では、「4人前1000円」との題での放送で、陳建一が出演しています。この「料理」とだけ番組表にあるこの番組は、1957年から始まり今でも続いている「きょうの料理」のことです。この放送当時は32歳であった陳建一さん、分かりやすい説明の方です。