1997年2月1日(土)の新聞から

トップ記事

日経「決算 連結中心に転換、企業会計審制度改革案、対象子会社も拡大、99年3月期から実施、国際化で開示拡充」
 企業の国際化、事業の多角化、そして持株会社解禁を睨んでのものです。


読売「継続監視の必要性強調、破防法 オウム適用棄却、公安審、危険性は依然残る」

朝日「オウムに破防法適用棄却、明白な危険性否定、公安審、監視の必要は指摘」

 破防法は1961年の三無事件、1971年の渋谷暴動事件に適用されましたが、1995年の一連のオウム真理教事件には適用されませんでした。代わりに団体規制法が制定されオウム真理教およびその後継団体および分派団体に適用されました。

 この記事の当時には、オウム真理教にすら適用されないのなら、一体何に適用されるのか、実質的に適用できない法律ではないのかという根強い批判がありました。(ウィキペディアより)


この日の読売新聞から

気になった記事
 6面に「客船事業から撤退、昭和海運」との見出しがあり、「今年6月の撤退が決まった おせあにあ ぐれいす」とのコメント付きで客船の写真が掲載されています。この客船は昭和海運所有の唯一の客船で、1989年就航以来赤字だったとのことです。

 ちなみにウィキペディアによれば、現在の日本の客船は4隻あります。郵船クルーズの飛鳥II、商船三井客船のにっぽん丸、日本クルーズ客船のぱしふぃっくびいなす、そしてせとうちクルーズのガンツウです。私は横浜みなとみらいの大桟橋でガンツウ以外の3隻をよく見かけます。


目にとまった広告
 TV欄下にある広告は、「そろそろ、どうだ。パーフェクトTV!」とのものです。この会社、このCS放送局はこの広告の翌年にJスカイBに統合されました。


TV欄を見ると
 テレ朝 7:00からは「茂三の裏話」という番組で、「三月危機政局綱渡り」とのテーマです。茂三とは早坂茂三氏のことです。田中元首相の政策秘書を長く務めた早坂氏は、田中元首相が脳梗塞で入院した1985年に、その治療法を巡って田中家と対立し、早坂氏は田中家から追い出されました。その後に政治評論家に転身し、テレビでも活動し、この番組はその活動の一つです。