1977年6月1日(水)の新聞から

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日経「対ソ 輸出信用供与を再開、政府・輸銀方針、まずプラント二件、来週にもソ連と交渉」

読売「社・共とだけ党首会談、福田首相 領土後退し失敗、成田氏強調、日ソ交渉、評価対立」

朝日「七月試運転は困難に、東海村の核燃料再処理工場、凍結求め米親書、日本側 粘り強く交渉へ」

 朝日の見出しにもソ連の影があり、国際政治の動きにはソ連が鍵を握っている時期なのでした。


この日の朝日新聞から

気になった記事
 3面に「会場使用断る、日教組大会で福島県」との記事があります。この時期には日教組への加入率は50%前半でしたが、2016年秋時点の組織率は23.6%であり、報道で日教組の名前に接することは少なくなりました。しかしながら今でも日教組の集会には、右翼の街宣車が多数集まるようです。


目にとまった広告
 11面下にスイス・クレジット銀行東京支店の広告があり、「スイス・クレジット銀行東京支店は本日、6月1日から営業を開始します」とあります。この銀行東京支店は、この翌年にクレジット・スイス銀行東京支店、1996年にクレディ・スイス・ファースト・ボストン銀行東京支店、2005年にはクレディ・スイス銀行東京支店と、名称変更を繰り返すことになりました。


TV欄を見ると
 民放 18:30からのニュース番組名は、日テレが「ジャストニュース」、TBSが「ニューススコープ」、フジが「ニュース6:30」、そしてテレ朝が「ニュースレーダー」となっています。ちなみに東京12チャンネルはアニメを放送しています。

 番組名としては「ジャストニュース」は1984年まで、「ニューススコープ」は1990年まで、「ニュース6:30」は1978年まで、そして「ニュースレーダー」は1987年まで使われていました。