1969年5月28日(水)の新聞から

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日経「円の体質を強める、自由円勘定押える」

読売「沖繩交渉へ最終方針、首相と外相一致、核抜き 本土並み、72年中に返還、政治的配慮求める」

朝日「日米ともに準備整う、愛知外相の沖縄返還交渉、核抜き本土並み、佐藤・愛知会談で確認」

 沖縄が1972年5月15日に返還されるまで、長年の様々な政府の努力があったのでした。ちなみにこの日の記事、読売はナワの字を旧字体、朝日は新字体を使用していました。日経のこの日の新聞いは本件は触れられておらず、2面に琉球政府の記事が載っておりました。


この日の日経新聞から

気になった記事
 5面に「東電近く検針自動化、人手削減 サービス向上」との記事があります。私が住んでいるマンションは11年前に出来たもので、様々なIT化が取り入れられていました。しかしながら今でも東電からくる「電気ご使用量のお知らせ」には検針員誰々と書かれており、検針が自動化されているとは思えません。スマートメーターが脚光を浴び出したここ数年に、検針の自動化が本格的に動き出したと考えていました。49年前のこの記事で言う所の自動化はどうなったのか、そこは調べられませんでした。

目にとまった広告
 同じく5面に日本テラピンの広告があり、「テラピンハウス」との商品名が大きく書かれております。図面らしき絵もありますが、プレハブ建築のことかと思いました。ネットで調べましたら、まずこの会社の情報は得られませんでした。そしてJKテラピン工法とのページがありましたが、それはビルの外壁へのタイルの固定方法でありました。ということで、不明のまま調査終了です。

TV欄を見ると
 NHK20:30に「世界の音楽」という番組があり、ゲストがフレードリッヒ・グルダです。まずこの番組についてはネット上で情報がありません。そしてクラシックとジャズ界で著名なグルダさんは、確かにこの1969年に来日しています。この日の放送の他の出演者は立川澄人と佐良とあります。クラシックかジャズ、どちらのグルダさんとして出演したのか、興味深いところです。