1964年9月30日(水)の新聞から

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日経「引き締め、なしくずし緩和へ、政府・日銀 五輪後に検討、弾力的に買いオペ、情勢みて滞貨融資も、公定歩合は手つけず」
 滞貨融資とは企業の過剰在庫を維持するために行う融資のことで、需要を待つまでの融資です。朝鮮戦争後にこの滞貨融資が待望されたとのことですが、日本で実際に行われたのかについては、情報を得られませんでした。

読売「中国 近く核実験か、爆発あれば世界に公表、ラスク長官が特別声明、米は脅威を受けない」
 Wikipediaによれば中国は、1964年10月16日に新疆ウイグル自治区のロプノール湖にて初の核実験を行ったとのことです。これにより、国際社会がなんと言おうと中国は核保有国になったのです。

朝日「各省の抵抗激化か、行政調査会の答申、まずは改革本部で検討」
改革のための調査会は、いつの時代もあるのですね。


この日の読売新聞から

気になった記事
 1面に「大統領 技術援助を要請、ガーナでもカラーテレビ、正力社主 大使に協力約す」とあります。駐日ガーナ大使が日本テレビを訪れての要請とのことで、当然ながら他紙では触れられておりません。
 さてこれがいつ実現したのかと思いネットで探りましたが、情報を得られませんでした。


目にとまった広告
 1面新聞名横の広告は株式会社守谷商會のもので、「プラントから家庭家電まで、機械の専門商社」とあります。守谷商會は1901年創立の会社で、今でも幅広い分野の製品を扱っています。


TV欄を見ると
 TV欄NETテレビ20:00「鉄道公安36号」というドラマがあり、主演は石島房太郎です。「鉄道公安36号」は1963年6月5日から1967年4月2日まで放送されており、その前身番組として「JNR公安36号」が1962年6月7日から1963年3月28日まで放送されておりました。また石島房太郎という役者は確かにこの時代におりました。しかしながらWikipediaによれば石島房太郎は、1962年12月6日放送の「JNR公安36号」にゲスト出演していますが、他の回には出演しておりません。新聞がわざわざこんな間違いを擦る訳もないので、これはWikipediaの間違いなのでしょうかね。