1962年2月14日(水)の新聞から

トップ記事

日経「長期資金調達市場を育成、大蔵省、本格的に取り組む、担保金融を制度化、証券手持ち公社債、市銀の協調融資検討」

読売「与党早くも修正の構え、公選法改正、自治省案、労組側(官公労)も規制、高級公務員なみに」

 この見出しとは違いますが、1962年に公選法が改正されています。地方公共団体の長が、その職を退職し、そのために行われる選挙に再び立候補する、いわゆる出直し選挙に関しての改正です。改正前は前職が再度当選した場合には、その人気は選挙から4年となりますが、相手陣営の準備不足をつく形での出直し選挙が多発していました。そこでこの1962年の改正では、前の当選の残りの任期しか再選した長に与えられない、つまりはその選挙がなかったものとみなしての任期となりました。ただし、不審案可決やリコールによる失職に伴う出直し選挙には適用されず、新たな任期4年が与えられます。(ウィキペディアより)


朝日「民主秩序保持法案なる、ひとまず一本立、自民 来週参院へ退出」
 この法律についてはネットから情報を得られず、少なくともこの法案名で成立しなかったようです。


この日の朝日新聞から

気になった記事
 4面に「韓国の自動車国産化を援助、日産自動車」との見出しがあります。韓国セナラ自動車と提携するとのことです。ウィキペディアによればこの提携でブルーバードを韓国で製造しましたが、翌年1963年にセナラ自動車疑惑事件がありセナラ自動車は経営破綻となりました。


目にとまった広告
 6面に「国産電子計算機シンポジウム」の全面広告があり、7社が自社製品を宣伝しています。

沖電気ーOKITAC05090

東芝ーTOSBAC

日本電気ーNEAC電子計算機シリーズ

日立ーHITAC-201

富士通ーFACOM-222

松下ーMADIC-ⅡA

三菱ーMELCOM-1101


TV欄を見ると
 日テレ 19-00から「あなたとよしえ」との番組があります。この日は東京文化会館でのミュージカルの録画中継とのことです。