1961年1月23日(月)の新聞から

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日経「25-27日に同時決定へ、公定歩合・市中の利下げ、きょう 注目の全銀協理事会、郵貯利下げ決定待ち、きょう(市中)・あす(公定歩合)の場合も」
 市中とは市中貸出金利のことで、中央銀行以外の金融機関が金融市場で適用する標準的な貸出金利のことです。

読売「野党 値上がりをつく、再開国会 政策で対決、政府与党 予算成立に全力」

朝日「日韓予備会談、25日に再開、政治折衝に移る、早期妥結をめざして」


この日の朝日新聞から

気になった記事
 8面の小さな記事に「計算尺日本一に再び久芳君(茨城)」とあります。第四回全日本計算尺競技会があり、276人が競い合い、日立勤務の方が連続優勝したとのことです。
 この競技会について調べましたが、第20回まで行われていたのは確認できました。しかし1977年が最後の競技会なのかは裏付け取れませんでした。

 私は子供の頃に計算尺が家にあったのでその存在は知っておりますが、実際に使っている場面は見たことがありません。関数計算については電卓の普及により正確な値が瞬時に得られるようになったことで、世の中から計算尺が消えて行ったのではと、想像します。
 そろばんは暗算の力を養う意味で存在感があり、電卓時代に入っても全国高校珠算競技大会は続いておりましたが、2009年が最後となりました。


目にとまった広告
 7面スポーツ面下にエムプレスベッドという会社の広告があり、「重心安定」という売文句が並んでいます。もう存在しない会社かと思いながらネットで調べましたが、現在でも同社名を使っている会社はあります。しかしながら複数あり、本社が江戸川区だったり川崎市だったりしております。結局、詳細分からないまま、調査を終えました。


TV欄を見ると
 NETテレビ17:30「テストパターン」というのがあります。放送開始前にあるものですが、1日の中頃にもあり、しかもそれが番組表に載っているのが驚きです。
 しかし調べてみると1970年代末まで、日中でもテストパターンが放送されていたとのことです。これは受信者向けサービスの一環の意味もあるとのことです。家庭で受像機の調整が必要であったためとのことです。