1960年9月8日(木)の新聞から

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日経「預金金利引き下げ検討、日銀、明春ころ実施か、公定歩合 際引き下げと同時に、利子課税六別措置廃止ともからむ」
 これは、経済を発展させていくために、景気調整策を見直していくための1つとのことです。

読売「日本 体操で金メダル、団体男子ソ連を破る、小野惜しくも2位、三宅は銀メダル 重量挙げ」

朝日「日本 初の金メダル、体操男子団体 願いはたす、個人総合 小野は二位」

 読売には相原・遠藤・鶴見・小野・竹本・三栗の写真、朝日には「小野選手 つき出(ひねり)の妙技」との説明付き写真が掲載されています。

 日本選手団はローマ五輪で金4・銀7・銅7、金メダル数では第7位という結果でした。


この日の朝日新聞から

気になった記事
 4面に「小型トラック進出、34年度の貨物輸送、国鉄の伸び率は頭打ち」とあります。トラック輸送21%増、国鉄輸送は9%増とのことです。この時に政策的に国鉄輸送に重きを置いていたら、今の物流システムがいろんな意味で変わっていたかなと思います。


目にとまった広告
 11面に松島眼鏡店の広告があり、「新しいメガネ、コンタクトレンズ」とのコピーと共に、「説明書御請求下さい、お送りします」と書かれています。コンタクトレンズは1800年代に入ってから研究が始まりました。実用化は1800年代後半のようですが、一般に浸透してきたのは戦後のことのようです。私の周りでコンタクトレンズの使用者がいるような状況は、1970年代後半からと記憶しています。
 この1960年にコンタクトレンズ販売に取り組んでいた松島眼鏡店は、明治7年の創業で今でも活躍しているお店です。競争激しい世界で生き残っているこのお店は、常に前を見ていたのでしょう。


TV欄を見ると
 「カラー番組ご案内、10日からいよいよ本放送」との見出しで記事が書かれています。米国・キューバに続いて世界で3番目、キューバは採算が合わず中止しているとのことなので、事実上カラー放送は世界で2各国だとの、記事内容です。