1960年11月14日(月)の新聞から

トップ記事

日経「財界、長期経済路線作りへ、選挙後の政策に反映、まず発展のあい路打開」
 池田内閣が長期安定とみて、①資金確保 ②不況産業の助成 ③労働市場整備を行っていき、経済発展の妨げに対策を打つとのものです。

読売「選挙線、各党の形勢を探る、自民圏内に二七〇,社一〇八,民社二四固まる、自四八,社三七,民一七有力」

朝日「各党、最後の追込み、投票日まであと一週間、ストレス候補中心に、局地的集中作戦の様相」

 三紙ともトップにした第29回衆議院議員総選挙の結果は、自民296,社会145,そして民社17とのものでした。民社惨敗、自民は思ったより伸びずとのものです。この年の10月に、日本社会党から右派の方々(選挙前までに衆議院40名、参議院17名)が脱党し民主社会党を結党し、この総選挙に望みましたが国民の支持を得ず、議席数を40から17にと、半減以下となりました。


この日の日経新聞から

気になった記事
 3面に「高校卒に夢持たす、感心呼ぶ国内留学制、技術者不足解消にも一役、優秀者を選び大学へ」とあります。日本軽金属,古河電工,日本セメントなどが同様の制度を取り入れているとのことです。記事には書かれてありませんが、社内で大卒扱いとしていく制度だと思います。


目にとまった広告
 1面下に天野特殊機械の広告「アマノタイムレコーダー」とあります。警備会社で使うパトロールレコーダーと共に、アマノの看板商品ですね。


TV欄を見ると
 日本教育テレビ19:00「珍撃二丁拳銃、佐々十郎、いとしこいし」とあります。見たことはありませんが、番組名から内容が十分に想像つきますね。