1957年6月11日(火)の新聞から

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日経「米価 農林省案ほぼ固まる、生産者一万百六十六円、消費者1升百二十一円」
 生産者米価の単位は石なので100升分となり、1升あたりは102円であります。従って消費者米価は生産者米価の18%増ということになります。生産者米価が消費者米価を上回る、いわゆる逆ザヤ現象は1963年に始まりました。


読売「公務と無関係行為 中村法相談 談話を発表、ジラード事件、裁判権は確認済み」

朝日「日本に裁判権、ジラード事件、法相 公式見解を発表、米の世論 真相知らず」


この日の朝日新聞から

気になった記事
 1面に「早くも東京の雨に・・・、クリスマス諸島実験の放射能」との記事があります。放射能の半減期を調べて、5月15日にイギリスがクリスマス諸島で行った第一回核爆発実験よるものと、確認されたとのことです。


目にとまった広告
 7面スポーツ面に野田醤油の広告があります。御中元商戦を控えてのキッコーマン醤油の宣伝で、醤油樽の写真が載っています。そして販売される容器の種類が記されています。たる詰(18L)、化粧ボール箱(1Lx2, 2Lx2)、かん入(5L, 9L)の3種の容器で計5種類の販売姿でした。このたる詰はどのような所に贈られるのか、気になりました。


TV欄を見ると
 NHK 12:30から「親を探す子、子を探す親」という番組があります。出演は石川秀雄と松田ふみ子となっています。まだ戦後であった当時の世相を感じさせる番組だと思いますが、ネットからはこの番組の情報を得られませんでした。