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日経「五条件の解決で国交回復できる、モスクワ放送、交渉締結呼掛け」
この5条件とは、平和条約を結び、また戦争状態を解決して、漁業交渉を発効させ、ソ連で服役している日本人戦犯を帰国させ、国連加盟の日本声明にソ連が指示することしています。
この1956年の記事に「戦争状態を解決して」とありますが、1956年10月9日に両国がモスクワで署名し、同年12月12日に発効した日ソ共同宣言で両国の国交が回復し、正式に戦争状態が終了したことになります。
読売「総評 基本方針を決定、秋季闘争、十一月中旬がヤマ、公務員ベアを支持」
春季生活闘争、春季労使交渉、いわゆる春闘は今でも続いていますが、かつてはそれが秋にもあったようです。また一部の組合では、今でも秋季闘争を行っているようです。
朝日「鳩山首相 書簡を送る、ブルガーニン首相あて、五用件確認に、在ソ新聞参事官通じて、回答求める」
1955年2月から1958年3月までソ連首相だったニコライ・ブルガーニンは、フルシチョフと確執し、1958年3月に失脚しました。
この日の日経新聞から
気になった記事
4面にある「海外小話」とのコラムに、「ビールを勧めます」との話があります。高血圧や心臓障害に悩む人にはビールを勧めると、NYでの第一回国際臨床化学学会で、スエーデンのベルティル・ジョフソン博士が発表した説とのことです。
目にとまった広告
10面下に八幡製鉄所の広告があり、「容器は電気ブリキの時代へ、好評の新製品、電気メツキブリキ」と宣伝しています。「メツキが均一で表面が美しく、しかも今までのブリキにくらべ価格が割安」としています。鋼板にスズをめっきしたものがブリキで、亜鉛をメッキしたものはトタンと呼ばれます。この広告は、このブリキ製造過程で「電気」を使っての製品の宣伝のようです。では「電気」を使わないものはと思い調べましたが、情報は得られませんでした。
なお八幡製鐵は1970年に富士製鐵と合併し新日本製鉄となり、2012年には住友金属工業との合併により新日鐵住金となり、2018年には日本製鉄に社名変更しました。なお戦前にあった日本製鐵は戦後の財閥解体で八幡製鐵と富士製鐵に分割されたわけなので、元の会社に戻ったとも言えます。
TV欄を見ると
KRテレビ 20:00から「あなたはメイ優です」との番組があり、司会は中村正です。この番組の情報は得られませんでしたが、司会の中村正氏は長きに渡り活躍した俳優・声優ですが、先月の11 日にお亡くなりになりました。「奥様は魔女」のナレーションで有名な方とのことです。