19670002-01

To Be
(John Coltrane)
(16分20秒)



【この曲、この演奏】
 コルトレーン作のこの曲ですが、この曲名での演奏記録は本セッションだけです。

 さて演奏ですが、ゆっくりと流れて、心染み入る静かさで、幽玄な世界、コルトレーンが辿り着いたそんな世界の16分間です。
4分間のコルトレーンのフルートでのテーマで始まります。その後ろではファラオの演奏が聴こえ、リズム陣の支えの中で、先に述べた世界が展開されています。

 2分半のリズム陣による演奏に続くのは、10分に及ぶコルトレーンとファラオの演奏です。この二人が互いを必要とし、二人ならではの演奏を繰り広げている世界を聴いていると、コルトレーンが新バンドにコルトレーンが望んでいるものが見えてくるようです。

 この演奏はアルバム「エクスプレッション」に収録され、1967年9月に発売されました。




【エピソード、本セッション】
 「エクスプレッション」の録音日と同様に、この演奏の録音日もABCパラマウントの資料調査を通しても、不明とのことである。

 資料07にある、この演奏録音についての情報は次の通りである。

 この演奏に bata drum(バタドラム、コンガのような見た目の砂時計のような形の打楽器、マハール注) が聴き取れると、Alain Venditti が指摘している。またバタドラム奏者の Algie DeWitt が、1967年5月17日のセッションに参加したこと述べている。このことからこの演奏が5月17日ものと推測される。

 さらに資料07では、この演奏でコルトレーンは G alto flute を使用したとのことだ。

初収録アルバム

【ついでにフォト】

2008年 みなとみらい

(2021年10月11日掲載)