Naima
(John Coltrane)
(6分56秒)
【この曲、この演奏】
1965年のアンティーブ・ジャズ・フェスティヴァルへのコルトレーンの出演二日目は、ライブ定番曲を中心に演奏され、その最初がこのコルトレーン作の名バラッドでした。
この演奏の前には、50秒ほどのフランス語でのメンバー紹介があります。
コルトレーンがテナー・サックスで深い味わいのテーマを演奏し、バックの3人がそれに寄り添うように、演奏が始まります。1分40秒あたりからコルトレーンは刺激を加えていき、バックもリズミカルになります。3分半あたりからは瞑想で唸るテナー・サックスとなって、5分あたりから再びテーマとなっていきます。
演奏前のメンバー紹介で大きな拍手を送っていた観衆は、深く聴き入ったことでしょう。
【エピソード、第6回アンティーブ・ジャズ・フェスティヴァル】
アンティーブ・ジャズ・フェスティヴァルは、アンティーブのジュアン・レ・パンという街で開催されていた。ジュアン・レ・パンはニューオーリンズと姉妹都市であることが、この街でのジャズ・フェスティヴァル開催となったようだ。(Wikipediaより)
コルトレーンが出演した1965年は第6回の開催で、7月24日から29日までの6日間に渡り行われた。コルトレーンが出演したのは3日目の26日と、4日目の27日であった。
ニーナ・シモンやスタッフ・スミス、マリオン・ウィリアムスやウッディ・ハーマンが出演していたが、コルトレーンとは別の日であった。コルトレーンと同じ日には、ジミー・マクグリフが出演していたとのことだ。(資料07)
【ついでにフォト】
2015年 みなとみらい、横浜
(2022年12月20日掲載)