Bye Bye Blackbird
(M.Dixon – R.Henderson)
(14分18秒)
【この曲、この演奏】
初日のパリ公演と同様に、3日目のストックホルム好演前半の部の最初の演奏曲は、この曲でした。
さて演奏ですが、2日前のパリと比べると、激しさを控えて余裕感溢れる素敵な演奏となっています。
コルトレーンがテナーでテーマを吹き、46秒あたりから徐々にアドリブパートに移り、合わせて4分弱の演奏となっています。続くマッコイが楽しさを感じる3分ほどのソロ、そしてギャリソンのベースも3分ほどのソロを披露しています。再びコルトレーンがテーマから入り、5分弱の演奏でこの曲は終わっていきます。終わりでコルトレーンがテーマに入るところで、テナー・サックスの音がオフになっているのが残念なところです。
【エピソード、11月19日ストックホルム公演の音源発売】
2度のステージを行ったこの11月19日の演奏は、ブートレグで早くから発売されていた。
1970年代にはヒストリカル・パフォーマンスから、前半の3曲、後半の3曲がLPレコードで発売された。その後もデュークなどから他の曲がいくつか発売されたが、完全な形で発売されたのは、1990年頃のことであった。マグネティックから4つのCDで、この日のステージが完全な形で発売されたのだ。
【ついでにフォト】
2007年 ブリュッセル、ベルギー
(2022年8月28日掲載)